〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 しばらく屋敷の中をあるいていると、一つの部屋があった。 「ここです。」 「あっ、ありがとうございます!」 本当、自分の方向音痴さに泣けてくる。 「失礼致します。守様、お客様がいらっしゃいました。」 『ああ、入っていいよ。』 「失礼致します。」 執事さんがやるみたいに、私もお辞儀をしてみた。 『クスッ、お辞儀なんかしなくてもいいよ。』 と、笑われてしまった。 .