月曜

いつも通りに起きた。

朝ごはんを食べて家から出たら、川崎が待

っていた。

「一緒に学校いこ!」

「いいよ」

「そうだ、最近新しい小説を買ったんだ」

「そうなの?」

「うん」

「じゃあ読み終わったら貸してね」

「うん」

学校に着いた。

学校の中でも川崎と沢山しゃべった。

下校も川崎と一緒歩いた。

途中で川崎が立ち止まった。

「…ん?どうした?」

「あのね、お願いがあるの」

「なに?」

「私今小説書いてて、半分書き終わったから白川君が続きを書いてくれない?」

「え?」

「書き終わって、製本して、売り出すの」

「売れたら付き合おう!」

「いいよ」

あっさり受け入れてしまった。

俺は読むのは好きだけど作文は苦手だ。

「このお話は私と白川君が出会う話なの」

「自分の好きなように書いて」

「うん」

「やったー!」