1.小説



川崎が転校してきて何日かたった。

川崎と話すことはそこまでなかったが、突

然話しかけられた。

小説の良いところなのに…


「あの…」

「その小説面白い?」

「うん」

「読み終わったら貸してくれない?」

「え?いいけど…」

「いや、全然貸してくれなくても大丈夫だよ!?」

「いや、読み終わったら貸すよ」

「ありがとう…」

「あの、小説好き?」

「うん」

「じゃあこの本屋色々な本置いてあるからいってみて」


といって川崎は俺の机に場所を書いたメモ

を残して教室から出た。

以外と共通点ありそうだな。

今度川崎のオススメの本も貸してもらおう

かな。

俺は小説をまた読み始めた。