朝起きて、居間に向かうと私より先に私の席で眠るネコがいる。 その丸まった姿におはようと声をかけて、狭苦しく感じながらその横に私も座る。 気配を感じ取って、ネコが起きる。 上がった頭を撫で、顎を撫で… 眠そうな顔でこちらを見る猫。 先に起きていた母がつけていたTVをろくに頭に入って気もしないのに少し眺めてみる。 すると、こちらに向けられる視線に気づく。