あれから約2週間。


あれから特に変わらず過ごしていた私達。


そして今日は花火大会だ。


「今日の花火大会楽しみだね。」


ソファーに座る私達………、先生は私の頭を撫でながら、そう言った。


「そうですね。」


「優愛ちゃんは花火大会も初めてだよね?」


「はい。」


「優愛ちゃんの初めてを共有出来るなんて、ホント俺は幸せ物だな~!」


「私も幸せです。」


幸せすぎて、怖い位。


不意にピーンポーンとインターフォンが鳴り、先生は玄関に行く。


「優愛ちゃーん!」


何やら聞き覚えのある声がしてドアの方を見ると、香苗さんが笑顔でリビングに入ってきた。