「おはよ」

「おはよ」

「昨日のメールどうしたの?急すぎてびっくりしたよ」

「俺も。しかも返信しても返ってこないし」

「ごめんごめん。すぐ寝ちゃったからさ」

「・・・なにかわかったのか?」

やっぱり鋭いな凌は。

そんな真剣そうな顔しなくてもいいのに。


「うん。あのあとねお母さんに写真みせてもらったの」

「なんの?」

「茅野優作さんの」

「っ、じゃあもしかして?」

「うん。そっくりだった。たぶん親子だと思う」

「そっかー、それであのメールね。理解」

「・・・2人も付き合ってくれるかな?」

「もちろん。俺からそういったしな。弥生もいくだろ?」

「うん。わたしも気になるし」

「ありがとう」


もちろんこのことは茅野先輩には内緒。

なんかすごく悪いことをする気分だ。

でも茅野先輩が教えてくれないせいだし、このくらいしたっていいよね。