ハンバーガーにポテト、シェイクを机に並べてマイケルは台本を読んでいく。

「ええっ!?どうしてみんな派手に幽霊をやっつけないんだ!?」

マイケルは驚き、自分が先ほどまで見ていたホラー映画を手に取った。最近のものではなく少し古いものだ。

「やっぱりこういうラストがいいよね!」

マイケルはそう言い、ペンを手にラストを書き始めた。



カフェでの事件から数日、僕は必死におじいちゃんたちと村中を逃げていた。ゾンビや幽霊が急に現れて村人たちを襲っているからね。

「一体、何がどうなってるんだ……」

「もう走れない……」

おじいちゃんとおばあちゃんは息を荒く吐いている。でも怪物たちは容赦するはずない。ジリジリと僕たちを追い詰めていく。

「おじいちゃんたちはここにいて!僕が何とかするよ」

僕はおじいちゃんたちにそう言い、ゾンビたちの前に姿を見せる。そして大声で叫んだ。

「おじいちゃんたちを傷付けさせない!僕が相手だ!!」