ケータイ小説 野いちご

ねえ、知ってる?【上】

② 好きになっちゃった
「片思い記念日」




『苗、土曜空いてる? おいしそうなケーキあるとこ見つけた』


 大和くんからそんなメールが来たのはあれから数日後の夜だった。


 あれから如月には一度バイトをしに行った。


 その日は雅暉さんがキッチンの担当で、空さんと二人でホールを回していたからあまり話す機会はなかったけど、やっぱり話しかけられるたびにドキドキしていた。


 陽十香とは毎日顔を合わしていたし、その日の話もしていた。


 あの日から雅暉さんのことを考える時間が増えていることも、陽十香には伝えた。


 連絡を送る訳でもないのに、雅暉さんのLINEのプロフィールを開いてしまったり、触れられた時のことを思い出してドキドキしてしまうこと。


 

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