⦅悠貴side⦆

え、何で??


妬かない…だと!?


何てこった!


これは、もう直球に言うしかない。



ー放課後ー


「御琴、ちょっと良い?」

これで「あー、アニメの放送日なんでー」とか言われたら俺泣くぞ?

「あー、何すか?」


「話をしたいんだけど」

そう言い、俺は人のいない空き教室に御琴を連れていった。


やっぱ、人気の無いところの方が、話しやすい。


「で、何すか?」


「あの、」

やっぱ、ハッキリ言わないと駄目だな。


「昼休みは、他の女子とイチャイチャして、ごめん」


俺は御琴に深々と頭を下げた。


恐る恐る顔を上げると、キョトンとしている御琴の顔が目に飛び込んできた。

「え?」

首をかしげている御琴に、俺も首をかしげる。




ゑ?



「あの、いやだから…、俺には御琴という彼女がいながら、他の女子と…」


「ん?……あっ(←察した)
そーいうことっスか!」


なるほどー、と御琴。


「もーしーかーしーてー?」

ん?何だ御琴。

テンションおかしくないか?

「嫉妬して欲しかったんスかぁ?
もしかして~? (*`▽´*)」


「え、あー、はい、ご名答です…」


何か想像と違うのだが…?

こういうのって、もっと、何かこう…。

修羅場になんじゃないの?


え?俺の偏見?