「矢野さん。俺と付き合ってくれませんか?」



映画デートの帰り、私はそう川藤くんに告白された。



「私でよければ」



断るはずがない。


この川藤くんの言葉をどれだけ待ち望んでいたことか。




ーー夏が終わり、秋が来た。



そして、私と川藤くんの物語はこれからスタートするーー。



〈end〉