「おはよう!」

「リサおはよ~」

教室の入口で大きく手を振りながらあたしの席に走ってくる。



ちょっと怖い…。




「なに苦笑いしてんの?」


「別に……」

あなたが怖いからとか言えないよね~。




「昨日大丈夫だった?結局あのまま帰っちゃったけど」


「うん……足も痛かったし、体調もよくなかったから。もう大丈夫だよ!」

「足!大丈夫?」


「うん、お風呂の時は激痛だったよ~」





ほんと痛かった、叫んだわ



「うげ、痛そ~。まあ高校生にもなってコケるなんてマリらしくていいね!」

「良かないわ!」



そこポジティブにするな!!



「ね~マリ~」

「なに?」


リサがズイっと寄って、耳打ちしてきた。