ケータイ小説 野いちご

闇色のシンデレラ

『帝王』

「壱華様、こちらです」

「颯馬、てめえがエスコートすんな」

「壱華さん、荷物は俺が……」

「あ?ふざけんな剛。壱華に触るな」



繁華街から外れたショッピングモール。


隣には帝王、左側には颯馬さん、後ろには剛さんがいる。


そしてなぜか、後方の目立たない所にスーツ姿の男性が3人。


すごく注目されて、ものすごく歩きにくい。



「どうした壱華、くっついてた方が落ち着くか?」



何かを勘違いしたらしい帝王は、わたしの腰に手を回してきた。


なんでこんなことになったんだろう。


思い返せば、1週間前に戻る。

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