ケータイ小説 野いちご

コーヒーのお味はいかが?

カフェ店員、始めました

「おはよう、結可(ゆいか)ちゃん」


出勤してあたしに、店長が声をかける。


「おはようございます」

「今日もよろしくね」


先にお店に立っていた麗奈(れな)さんがあたしに気づくと、今日も綺麗な笑顔を浮かべ、声をかけてくる。


「麗奈さんと一緒なんて、今日のシフト最高です」

「結可ちゃん、可愛いこと言っちゃって」


テンションの上がるあたしの頭を、麗奈さんは優しく撫でた。

あたしは大きな大学病院の中にある、カフェで半年前から働いている。

仕事は楽しいし、働く仲間も優しくて、前の仕事とは大違い。

所詮仕事なんて、生活の一部。

仕事を人生のメインになんて、あたしはしたくない。


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