洸「言わんこっちゃない」
藍「あたしは物じゃない、1億?ふざけるな!あたしは絶対逃げる。捕まるもんか!ッ」

立ち上がって叫ぶあたしは肩で息をする程興奮していた。
それを見た啓斗は肩に手を置いて強制的に座らせた。

和「セキュリティ甘いなァ」
皆「「ッ!?」」
藍「何しに来た」
和「もちろん、藍を─」
藍「あたしの名前を呼ぶな!洸が...先代達が付けてくれたあたしの名前を呼ぶな!」

倉庫にあった先代のノートに、あたしの名前を付けた時の記録が残っていた。
あれを見て何度心が満たされて、何度泣いたか。

洸「藍、落ち着きなさい。和真、出て行け」
蓮「おじゃま虫はコイツか?」

和真の後ろには蓮が居た。