「早く来なよー!」




「ちょ、待ってよ!!




歩くの早い!」




私は笹山帆音




公立高校に通う高校三年生




今日は、親友の千葉奈緒(チバナオ)と遊んでいた




「帆音が歩くの遅いんだよ」




「う…、それは否定できない」




やっぱり、歩くのってゆっくりの方がいいじゃん?




いつものようにはしゃいで、いつものように笑う