次の朝、 杏はいつもより早く目覚めた。 「…んー、よく寝た」 いつのまにか眠っていたみたい。 開きっぱなしの本を閉じる。 辺りを見渡すと、 起きているのは杏だけだった。 時計を見ると朝の5時半。 また寝ようかとも思ったけど、 せっかく早く起きれたなら ちょっと散歩でもしよう。 (ん〜、コーヒー飲みたいな)