俺は今日から春夢高校に入学する小城尚緒。

「おーい!尚緒ー!!!!」

そう言いながら走ってくるのは俺の幼なじみの桜井大雅
(さくらいたいが)。黒の髪にこんがりやけた肌、丸っこくて
優しそうな目、顔は結構なイケメンだが、性格がうるさ
すぎるためか彼女学園出来ないといつも叫んでいる。

「なぁ、尚緒。俺、高校では絶対かわいい彼女作る!」
「はは、頑張れー」
「お前ホント女の子に興味ないよなー」

おれは女子には興味無い。

「俺にはバスケだけ充分。」
「はぁー。ホントに勿体ねーよなー顔はいいのに!
贅沢だ!分けろ!」