ケータイ小説 野いちご

飛鳥くんはクールなんかじゃない

飛鳥くんのお友達




ある日の昼休み。


「お、重い〜……」



担任の先生に職員室に呼ばれた私は、まんまと雑用係を押し付けられた。



本当はクラス委員がやるはずの仕事なのに、今日は休みという理由でたまたま担任と目が合った私が指名されてしまった。


あのときなんで先生を見てしまったんだ。私のバカ。



そう過去の自分を責めたところで、今の状況が変わるわけもない。



凛ちゃんも手伝うって言ってくれたけど、ソフトボール部の集まりがあるらしくてそっちを優先してもらった。




なんだかよくわからない資料やらなんやらが入った段ボール。……こいつ、意外と重い。


こんな重いものを、ただ目が合ったって理由だけで女生徒に持たせるあの先生は、きっと鬼だ。しかも上の階の資料室まで運べとのお達し。





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