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『七つの誕生日おめでとう、ヤヨイよ。ワシからのちょっとしたプレゼントをやろう。』




「わああ!嬉しい!」




あたたかい笑を向け私の頭を撫でてくれるおじいさん


神様っておじいさんは言ってた






杖を手に、そして、私に向かって振りかざす




パァーっと白い光が私を包んだ



ポカポカしてるー!








『……そうか。ヤヨイじゃったか。』





「んー?なになに?」




神様の声は小さすぎて私には届かなかった





『いやいや、なんでもないぞ。』




ヤヨイよ、とさっきより優しく真剣な表情で語りかける




『どんな時でもワシはヤヨイの味方じゃからの。』





「うん嬉しい!」





『さあ、行くがいいヤヨイ』






「うん!ばいばい!神様!」










光のある方へ進み出す






走って走って走って









夢中だったから、わかんなかった

けど、


神様の声がまた聞こえたんだ












『我を忘れることなかれ』









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