「はぁ、はぁ、ゴホッ、ゲホッ、はぁ、はぁ、うっ、はぁ」

「晴!」

晴の咳は酷さをましていくばかりだった。

慌てて先生を呼び見てもらった。

先生はいろんな人を呼び晴は囲まれて見えなくなった。

ただ聞こえてくるのは咳や辛そうな叫び声。

どれだけ大変なのか初めてわかった気がした。

最近晴は食欲がなく体重はもう私よりも軽いくらいになった。

顔や腕や足、いたるところが腫れたりしていた。

最近はずっと寝たきりになっていた。

私、だんだん怖くなっちゃって…。

受け入れれるか不安で仕方なかった。

私が部屋の前で待っていると同い年くらいの車椅子の女の子がやって来て無言で部屋に入ろうとした。