あれから1ヶ月。

桜の木は緑の葉で覆われていた。
風に揺られて気持ち良さそうだ。

あれからあの男性を見かけることはなかった。

この桜の木を見ると、あの悲しそうな顔を思い出してしまう。

あなたに会いたい。
ただそれだけを思った。