ケータイ小説 野いちご

いつでもきみのそばに

4月
受け入れる



「入学おめでとうございます。今日から―――」


校長の長い話が終わり、やっと解散になった。


さっき母さんが見えていたとはいえ俺は半信半疑だった。


でも入学式のとき、確かに舞の名前は呼ばれた。


そうして元気よく返事して立ち上がった姿はどうみても生身の人間だった。


クラスも舞と同じクラスになれて嬉しいはずなのに。


「大ちゃん、どっかいこ!」


今日は早くおわるからどうしようか昨日の夜考えていたのに、そんなの全部忘れてしまった。


こうして舞が目の前にいるから。


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