大好きなお兄ちゃんの友達の、直先輩が来るから今日は最高の日に成りそう!
お兄ちゃんと二人で先輩を迎えに行く。
『それでさぁ、』『うん』
と、お兄ちゃんの話を聞いて直先輩は頷く。
お兄ちゃんと話す直先輩は楽しそうだ。
会うのは久しぶりだから、とても嬉しいけど、その笑顔を私にだけ向けてくれるの数は本当に少ない。私は、彼女でも何でもない只の友達の妹だから。でも、隣に並んで居られるだけで嬉しい。
日記に内容が又先輩で埋まりそう。
頭の中も先輩で埋め尽くされてしまう。
『ん?どうかしたの?』
と、直先輩が話しかけてくれた。
『えっ!?えぇと…あ!お兄ちゃんと本当仲が良いんだなぁ…と、思ってただけです!』
つい、慌てて変な事を言ってしまう。
『そう見えてたなら嬉しいな』
と、笑顔を向けられる。
その瞬間、一言では言えないような浮わついた気持ちになる。
ねぇ先輩
こんな気持ちにしてどうするつもりなの?