なんの仕事をしてても
新藤さんと会っても
気持ちの入らん日が続いた。





「小森さん大丈夫ですか....?」




 
またこうやって
新藤さんに迷惑をかけてしまう。


元はと言えば
君が悩みの種なんやけどな....



そんな時に誘われた、
恒例になりつつある
龍と志乃ちゃんとのご飯会。


場所はいつもの居酒屋。
なかなか気分は上がらんけど、
誘われたからには断る理由もなくて。


中に入れば通されるいつもの個室。






「あれ、1足多い」




決まって最後に到着する俺。
合わせて3足のはずやのに
今日はなぜかパンプスが2足もある。







「お、斗ーお疲れー」

「斗くんお疲れ様」





そこには


龍と志乃ちゃん、そして、







「お疲れ様です。」





絶賛俺の頭を占める新藤さんがおった。