あの日、龍に彼女ができたと知った日。
「「「えぇーーーーーーーーー!!」」」
全員で一斉に驚いたのを覚えてる。
プライベートを一緒に過ごすことが
多い俺でさえも知らんかった。
そっからは事情聴取の嵐。
そこから分かったことは
彼女はあのパーティーの日に
新藤さんの隣におった子。
確かに言われてみれば
あの時の2人は仲良さそうに話してたもんな。
告白もアタックも龍からで
こいつそんなこと出来たんやなんて感心してみる。
龍の彼女は新藤さんの親友。
じゃあ龍と親友の俺も
新藤さんに会えるんちゃうか、
なんて下心丸出しなことも頭をよぎる。
圭太はしきりに羨ましがり、
すっかり目が覚めた紺ちゃんも食いついている。
色々気をつけやぁなんて忠告する悠も嬉しそう。
大輝だって今度会わせてと言っていた。
ケータイ小説 野いちご
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