ーーー放課後

「じゃあね、夢愛」
「うん、バイバーイ」


只今家に帰宅中…いつもなら暗い…のだが…


今日は明るい!なぜならいい案を思いついてしまったからなのだ!


「ふ〜んふふ〜ん♪」


「ママぁ、
あのおねぇちゃんどうしたのかなぁ?」
「こら、指をささない」

あ、いけね。私、完全に変な人だ。


ーーー帰宅

ーーガチャ

「ただいまー」
なーんていないけど。


今は5時。今から夕飯を作って、準備して、
7時くらいかな?

誠がいつも帰ってくる時間は12時くらいだから…8時に電話しちゃおー!

でも、帰ってきてくれるかな〜



ーー3時間後

8時だ!よし!電話しちゃえ!

ーープルルル プルルル プルル プッ

「もしもし?」

「あ、もしもし?」
きゃー、出た!

「どした?なんかあったのか?」


あ、私が電話をするなんて珍しいから…

「あ、あのね?ちょっとお腹が痛くって…」
「大丈夫か?」

「うん、なんとか…あはは…」

「そか、今日はもう早く寝たほうがいいぞ
俺も今から帰るから」

…え?!

「で、でも今日も遅くなるって…」

「アホ、彼女が体調悪い時に仕事なんかしてられるか」

え、え、嬉しいけど、でもちょっと…

「あ、ありがとう」

罪悪感…


誠が帰ってきてくれたのは、それからすぐのことだった。

ーーガチャ バタン!

「ただいま、夢愛!大丈夫か?」


私は一緒に夕飯を食べようと思っていたのだが、なんだか気が引けて寝室でちゃんと寝ていた。

「う、うん。今はもうだいぶ引いたよ…」

「そっか、よかった」



…誠の腕にはたくさんの資料があった。


私、ホントに悪いことしちゃったな…