そんな一件があったけど、
私達も美桜たちも
仲良く過ごしていた。


高校3年生の1年間って言うのは
本当に早く過ぎてしまった。
颯人たちの部活が終わって
私達含め、周りも就活や
受験勉強一色となっていた。


そして今私は…


「うぅ…。」


静かな図書館で1人
音をあげている。


「ちょっと休むか?」


隣にはすらすらと問題を解く颯人。


そう、私達は受験勉強中なんです。


私は看護士であるお母さんを持つため
昔から看護士に憧れていた。


その夢を叶えるべく、
看護の専門に行こうと思ってたんだけど、
どうせならもう少し
レベルの高いとこをって思って
医療関係全般が学べて資格も取れる
大学へ進学することにした。