ケータイ小説 野いちご

犬猫ポリスの恋日常

No.01 Black Catのお話


交番勤務を経て警視庁 交通部に配属されてからしばらく。

仲の良い同僚 麻衣子(まいこ)とお昼をとっていた。

警察署内には職員用のレストランがあり、職員であればいつでも利用する事ができる。

できたての美味しい食事なんて、交番勤務時代には考えられなかった。

とてもありがたいことこの上ない。


「前から思ってたけんだけど、千歩さぁ……あの猫島さんとよく普通に話せるよね?」


麻衣子は唐突に切り出した。

サラダを食べる用の小さなフォークが麻衣子の手によってフイフイ上下する。


「幼馴染みだからね」


千歩はさも当然のようにアッサリ答えを出した。

署内での千歩と秋人の関係は恋人同士ではなくて幼馴染み。

NY帰りのエリート刑事ってだけでも署内の女性は放っておかないのに、そんな彼の恋人がこんな凡人だと知られれば何を言われるか分からない。


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