お風呂に入っている間は変わってしまった蓮のことを思い返しては泣いて、 私の入る隙間なんてないことを実感して悲しくなっては泣いて……… とにかく、たくさんたくさん泣いた。 お風呂を出る頃にはボロボロだった私の心は少しだけ落ち着いていた。 そして、決めた。 今度こそ、蓮を諦める──と。 もう、絶対に振り返らない。 泣き疲れた私はご飯も食べずに部屋にこもり そのまま眠りについた。 バイバイ、私の6年間の想い───。