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「あひゃひゃひゃ!面白!」

「でしょー!あいつ普通に面白いのよ!」

「これ聞かれたらマジやばたにえん!(ヤバい)」

「それな!」

「でさーアミちゃんってさぁ…」

「うん。何々?」

「なんか…変な名前だね…」

「あぁ、無理ないよ。人間界育ちだもん、
『アミ』って付けられても無理ない。この名前だけど、見た目とかでいじめられたらしいし、先生にも怖がられたらしいよ。それで成人してここに来たんだって。」

「へぇ。でも改名しないんだね。

「唯一自分を大事にしてもらった人間だから、この名前、大切にしてるんだよ、きっとね。」

「そっか。アミさんにも大変なことがあったんだね…」

「邪神さんって、本名なんですか…?」

「私は私で親がいないの。一応アミと同じようなものね。アミがうらやましいと思ってる。いじめられてるけど、親もいるし、しかも親に愛されてる。私は独りぼっち。いつも独りだし。」

「みんな暗い過去があるんだね、死神にもあるけど、聞く?」