次の日。



朝ごはんを学年全員で食べ、その後は荷物を整えバスで移動する。



その間、佐野と秀紀にいつもと違う雰囲気が流れていたため、すぐ二人が付き合ったことがバレていた。



佐野は恥ずかしそうに顔を真っ赤にして照れ、反対に秀紀は嬉しそうににやけていた。



一方志乃もいつも以上に明るく嬉しそうだ。



そして目的地に着けば、クラス写真を撮り自由行動の時間が始まる。



「…大雅…!」



各自移動を始める中、志乃は俺の元に駆け寄ってきた。