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翌日のお昼休み。




「乙羽ちゃん~一緒にお昼食べない~?」


「ごめんっ!今日は先客がいるんだっ。」




眉を八の字にさせ男の子達の誘いを断ると、


軽い足取りで教室を立ち去る。




えーっと、確か王子のクラスは1組だったよね?




そう、先客というのは王子のことだ。




昨日五十鈴には止められたけど、


やっぱ好奇心に敵うものはないよね~




どんな人なのか軽く話して、


ちょっとだけ遊んじゃおっかな。




ふふふふっ。


毒舌王子だかなんだか知らないけど、


アタシの前じゃ、そこら辺の男の子達とどうせ変わらないしね。