生き方なんて人それぞれだ。
私は気にしない。
高校を途中で止めた友達も。
変な宗教組織も。
無職のおじさんも。
エリートのお姉さんも。
病気の家族も。
生きる為に生まれたのだから。
私は気にしない。
この世界は無関心で優しい世界だから…。
今何処で誰が何をしてるかなんて私は興味がない。
私はベッドの上で音楽プレイヤーから流れる音楽を聴いていた。
その日は私の26回目の誕生日だった。
特別に良い事があるわけでもなくいつもと変わらない日のように思えた。
クーラーが壊れているせいで、部屋の中はとても暑い。
このまま体が溶けそうな気がした。
私は汗でじっとり濡れた体を起こして、浴室に向かった。
シャワーを頭からかぶって体を泡だらけにして一通り洗い終わってさっさと浴室を出る。
濡れた髪のまま部屋に戻るとベッドに転がったスマホで時間を確認した。
8月29日。水曜日。5時37分。
いつもと変わらない朝だ。
「ハッピーバースデー、浬」
私は自分の名前を小さく口にした。
私は気にしない。
高校を途中で止めた友達も。
変な宗教組織も。
無職のおじさんも。
エリートのお姉さんも。
病気の家族も。
生きる為に生まれたのだから。
私は気にしない。
この世界は無関心で優しい世界だから…。
今何処で誰が何をしてるかなんて私は興味がない。
私はベッドの上で音楽プレイヤーから流れる音楽を聴いていた。
その日は私の26回目の誕生日だった。
特別に良い事があるわけでもなくいつもと変わらない日のように思えた。
クーラーが壊れているせいで、部屋の中はとても暑い。
このまま体が溶けそうな気がした。
私は汗でじっとり濡れた体を起こして、浴室に向かった。
シャワーを頭からかぶって体を泡だらけにして一通り洗い終わってさっさと浴室を出る。
濡れた髪のまま部屋に戻るとベッドに転がったスマホで時間を確認した。
8月29日。水曜日。5時37分。
いつもと変わらない朝だ。
「ハッピーバースデー、浬」
私は自分の名前を小さく口にした。