ケータイ小説 野いちご

君色 ~二人の少年・少女の物語~

出会い

桜が吹雪のように舞う季節、君に出会ったんだ。

「なぁ蓮、放課後遊びに行こうや」

『無理、通院だから』

「残念だな、じゃまたな!」

俺、如月蓮は生まれつき喘息である。
運動するだけで発作が出てしまう。
月に一度通院をしている。
さっきの奴は、俺の親友神谷真人。
真人にはたくさん心配やめいわくをかけている。
それでも俺の傍に居てくれるから、感謝している。


ガチャ

『ただいまー』

「お帰り、お兄ちゃん!」

『桜、良い子にしてたか?』

桜「してたよ!」

『兄ちゃん着替えて来るから、待ってろよ』

桜「はーい!」

彼女は小学3年の妹の桜。
桜は生まれつきの目の病気で俺と一緒に通院している。
俺達は8人兄妹な上に、じいさんが財閥の会長なために、家にはメイドだの執事だのが山ほど居る。
兄妹についてはまた後で。

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