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【番外編】人気者の上原はいつも不機嫌

魅惑の文化祭





「ちょっと!!
意味わからないんだけど!!」



教室に響くのは、私の怒りに近い叫び声。



こんなことしたら注目されるのぐらいわかってるけど今はそれどころじゃない。



「なにがだよ?


去年は俺と夏帆が主役だったから、今年はお前と慎也が主役だろ。」



いやいや、だからなんでそうなるのってば!



「絶対嫌!
私と慎也くんが文化祭委員したらいいんでしょ!?」



「もう文化祭委員は俺と夏帆だから。
先生にも許可済み。」



そ、そんな……!
先を越されていたなんて!



上原の頭の回転の速さは私を上回るのだ。



でも絶対嫌だ。
どうして私と慎也くんが劇の主役なんか…!



慎也くんも嫌なはず。



「ねぇ、慎也くんも嫌だよね!?」



慎也くんが黒いオーラを放ちながら嫌と言ってくれれば、きっと大丈……



「真菜が相手なら俺はいいよ。」
「じゃあ決定な。」



う、嘘でしょ?
今慎也くんはなんて言った……?




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