「美稀、保健室行くか?」

蓮は、震えるのを我慢している私にそう言った。

「う、ううん、大丈夫……」

「……そっか」

大丈夫だよね……

ーーガタッ

「ん……?」

机の中に紙が入っていて、見てみるとーー

【昼休み、1人で体育館裏に来て】

「……っ!」

「ん?どうした?」

「な、なんでもない!」

「そう?」

「うん!」