ケータイ小説 野いちご

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それでもキミが好きなんだ

▽ Triphane



【夏葵side】


この街にやってきてから二週間ほどが経ったある日。


今日から私たちの学校はテスト一週間前に突入した。


サキとの関係は相変わらずで、たまに話したりしているけどお互い琴音に気を使って以前ほどは話していない。


だけど、必ずと言っていいほど毎日会話するのはラッキーアイテムの話。ちなみに昨日は消しゴムだった。

今日はなんだろうなあ…そんなことを考えながら学校までの道のりを歩く。


上靴に履き替えている時に琴音がたぶん先輩らしき女の人たち三人くらいに無理やり連れていかれているところを目撃してしまった。


どこに行くんだろう。こんなに朝早くから。


関係のないことだ、と言い聞かせようとしてもやっぱり心配で彼女たちのあとを追った。



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