ケータイ小説 野いちご

鬼噛島

鬼噛島とかいう島

「鬼噛島って知ってるか!?」


放課後、ホラー・オカルト研究部と書かれたドアの奥から、声が聞こえてきた。


またいつものが始まったと思いながらドア開けると、一斉に注目を浴びる。


「あ!空助くん!おっそいよ~。」


「ごめんごめん。日直でさ。」


「あー、それはお疲れさま~。」


ドアの近くで立っていた杏里と少し話してから、周りを見渡す。


珍しく皆が集まっていた。


僕らの部活は別に強制ではない。


体育会系と違って、試合に向けて練習をしなくてもいいのだ。


ホラーやオカルトに関することを調べたり、あとは話したり、宿題したり。


とにかく、この学校で1番ゆるい部活と言っても過言ではないと思う。


僕は部室の奥へと進んで、いつもの場所に座る。


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