"yume side"

とうとう今日は卒業式だ

とはいえ卒業証書ももらって

みんな各自写真を撮ったり

帰ったりしている中

わたしとりおちゃんは下駄箱に

入っていた

"帰る前に体育館へ"

という紙を握りしめて体育館に
向かっていた

里「もう〜なんなのよ〜

今更妬み?笑笑」

優「え〜もう殴られたくなーい」

里「その時はわたしが守って

あげるわよ〜

っていうかあの2人肝心な時に

どこにいんのよ〜


なんて話しながら体育館の中に入ると…




一ノ瀬一家

尼崎一家

道成寺一家

神城寺一家

勢揃いで…

颯斗と雅人くんがタキシード姿で

片膝をついてしゃがんでいた

優「え、颯斗?!」

里「まさくんまで何してるの?!」

颯「優芽こっちきて?」

優「あ、うん」

颯「約束した通り今日は卒業式だ

優芽のこと変わらず愛している

結婚してください」

と指輪を渡された

わたしはもちろん…

優「颯斗、よろしくお願いします」

というと指輪をはめてもらって

つぎは…

雅「りーおっここにきて?」

里「はへっ?!あ、う、うん」

雅「りおは優芽ちゃんと違って

鈍感とかじゃないから多分俺らが

最近怪しいとか思ってたと思う」

里「え、なんでそれ知ってるの

確かに怪しすぎたけど」

雅「りおの彼氏だから

りおのことはわかるよ!

それで…彼氏から旦那に昇格

してほしい

最近怪しいと感じさせてたのは

このためなんだ」

とパカっと箱を開けて指輪を見せる
雅人くん

え?じゃあもしかして颯斗も?
帰り遅かったのは指輪のため?


雅「この指輪だけはどうしても

自分で稼いだお金で買いたかった

とは言っても親父の会社

手伝っただけなんだけど…」

と申し訳なさそうに言う雅人くん

里「まさくん…ごめんね疑って。

浮気じゃないかなとか色々考えた。

わたしまさくんと結婚する!」

『おめでとー!優芽ちゃん、里緒菜!』

『おめでとう!優芽、里緒菜ちゃん!』

『俺は許さないぞ〜泣』

と若干1名騒いでるお兄ちゃんがいたけど

わたし神城寺優芽は颯斗と結婚します!