「磯村さん、ごめん!
俺今日も部活があって………」
「あ、うん。
私1人で大丈夫だよ、部活頑張って!」
「本当にごめんな、いつも任せきりで………」
「気にしないで。」
本当に気にしないでいいのに。
まだ申し訳なさそうに私を見ている彼は、同じ学級委員をしている。
だけど部活をやっているため、ほとんど私が学級委員としての仕事をしているのだ。
それも仕方ないと思う。
私は自ら立候補したのに対し、彼は無理矢理やらされたんだし。
彼が帰り、教室で私1人になる。
この静かで1人の空間が私に合っていて、意外にもこの感じが好き。