「うそ、もうこんな時間!?」




委員会が終わったら次は先生に呼ばれて雑用任されるなんて…!今日はついてないなぁ。


今は19時。もちろんもう教室には誰もいないはず…




と思っていたのに。







「…あ、八代?」



「へ!?早瀬くん、何でまだ…」





誰もいないと油断して開けた教室のドアの向こうには、なんと早瀬くんが。


手には数学の参考書を持っている。




テスト前でもないのに、何でだろう?