高校一年の春
僕は社会のことは何もわからない
株価がどうこうだとか、アメリカでテロがとか。
親に言われたから朝起きて、
親に言われたから学校に行って、
親に言われたから帰ってくる。
親が人生!みたいな生き方をしてきた僕に
喝を入れようと親が勧めた高校が
東京の『桜川高校』だ。
僕が住んでいるのは大阪で
とてもじゃないけど通えない。
親が僕に与えた試練は
一人暮らし だった。
ケータイ小説 野いちご
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