次の日。


目覚ましの音で起き、準備をして駅へと向かう。


結局昨日の出来事が本当かどうかなんてわからない。


でも思いのほかぐっすり眠れたということは………夢かもしれない。


なんて考えながら歩いていると一瞬で駅に着き、改札口を通る。


そしたら………


「……え?」
「おはよう中山さん。昨日俺をほって先に帰るなんてひどいよね。」


何故かホームに橋本くんがいた。


「な、な、なんで……いるの!?」
「なんでって……俺もここが最寄りだからかな。」


爽やかなスマイルで言う橋本くん。
ダメだ朝から心臓に悪いよ……。