おねぇちゃんは誰にも見つからない様に身を隠した。 「お久しぶりです…。」 「本当に朱音ちゃん??大きくなったわね…。」 そこは、おねぇちゃんと蒼空が居た施設。 『変わってないなぁ〜…。』 施設内は子供達の楽しそうな声で溢れてる。 でも、その光景を見ると複雑な気持ちになった。 「……私達が居た頃よりも多いですね…。」 ここに居る子供達は親を知らない。