パァンッ!!


銃声が鳴り、激痛が走る。


「蒼空…?」


おねぇちゃんの綺麗な朱色の瞳から涙が溢れる。


「嘘…だよね??
なんで、なんで庇ったりしたのよぉ!!!」


なんで??

そんなの決まってるのに。


『…た…ぃせつ、だから…だょ??』


おねぇちゃんとは反対に笑った。