「美紅ー、買い物行ってきてくれない?今日の夕ご飯の。」


ソファに寝転がってアイスを食べている私に言ってきた。


「えー、あついじゃん。」


「そこで暇してるなら行ってきて!」


無理やり家から追い出された。


私は仕方なくスーパーまでの道を歩いていく。


その途中に公園がある。


ここで前に小さな子どもふたりが仲良く遊んでいるのを見た。


あれは・・・陸に振られたとき。


またその公園では子どもたちが仲良く遊んでいた。


しかし、私の足は止まった。


子どもたちが遊んでいる奥の方でベンチに座っている若い男女ふたり。


男子の方は、直生だ。