ケータイ小説 野いちご

天ヶ瀬くんは甘やかしてくれない。

複雑に交差する想い。




ある休みの日の夕方。


「ももー!」

家のリビングのソファーで、くつろいでいたらキッチンからお母さんがわたしを呼んだ。


「なーに?」

キッチンに向かったみると、どうやら晩ご飯の支度をしているみたい。

こ、これは…何かおつかいを頼まれる予感しかしない…!


「実はね、醤油きらしちゃって。近くのスーパーで買ってきてくれない?ほら、お母さんいま手が離せないから」


やっぱり…。面倒だなぁ、休みの日に外出るの。


「すぐそうやって面倒くさそうな顔しないの!ほら、暇でしょ?行ってきてよ!」


「暇じゃないもん」


「何言ってるのよ。今日ずーっとゴロゴロしてたくせに」


こうして、強引におつかいを頼まれ、近くのスーパーに向かった。


< 209/ 327 >