ピピピピッピピピピッピピピピッ

カチャッ

久しぶりに昔の夢を見た


あれから10年が経って

私は高校二年生


私は新谷望愛
〔sintani noa〕

今は家にいる。

普通は家族がいて暖かい場所

でも私にとって家は誰もいない孤独を感じる場所


私には母親がいない

母親は私が6才のときに亡くなった

父親はというと仕事人間でほとんど家に帰ってこない

だから私はほとんど一人暮らしだ。


シーン

まさにそんな言葉が似合うほど静かだ



そろそろ家を出る時間だ

ガチャッ

鍵を閉めて家を出る

高校までは歩いて行く

15分くらいで着く