ちぃが学校を休んだ


それは、入学式から1ヶ月が経った頃のことだ


朝、和たちと学校に着くと、いつもは先に来てるはずのちぃがいなかった


翔「ちぃ、いないじゃん」


和「なんかあったのかな?」


和が沙耶に話しかけた


和「沙耶、おはよう。ちぃ、どうしたの?」


沙「あっ、おはよう、和也くん。私も、何も知らないの。亜依ちゃんが何か知ってるかもしれないけど…」


沙耶も心配そうだった


翔「昼休みに亜依に聞きに行くか」


涼「そうだね…」


沙「涼介くん、大丈夫だよ…きっと」


不安な気持ちが顔に出てたんだと思う


沙耶がそう声をかけてくれた


涼「うん、何も分かんないのに不安になっちゃダメだよね。亜依に聞いてからにしよう」