鏡をみると、怖くなる。
死んだのは、妹じゃなくて私に思えてくるから。
でも、もしかしたらそうなのかも知れない。
たとえ、妹が死んでも私が妹のかわりと
して生きているから。
『私は私として死んだんだ。』


妹は、太陽みたいだった。
友達がたくさんいて、いつも笑顔で。
みんなから尊敬されて、頼られて。
誰よりも大切にされて、愛されて。
私には無いものを全部もっていた。